MJFがMLWでミスティコを襲撃!AEW×CMLL×MLWの禁断の扉が開く

ルチャリブレ

2025年6月26日、ニューヨークのメルローズ・ボールルームで開催されたMLW(Major League Wrestling)の「Summer of the Beasts」は、プロレス界に衝撃を与える一夜となりました。AEWの悪童、マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン(MJF)がサプライズ登場し、CMLLのトップルチャドール、ミスティコを襲撃。この事件は、AEW、CMLL、MLWという3団体の「禁断の扉(Forbidden Door)」が開かれた瞬間として、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。

MJFとミスティコの因縁:AEW Grand Slam Mexicoでの火種

物語の始まりは、2025年6月18日、メキシコで開催されたAEWとCMLLの合同イベント「Grand Slam Mexico」に遡ります。このイベントで、MJFはCMLLの象徴的ルチャドール、ミスティコと対戦。試合はMJFの得意とするヒール戦術全開で進行し、彼はミスティコのマスクを剥ぐという、ルチャリブレ文化において絶対のタブーを犯しました。さらに、ローブロー(急所攻撃)で反則負けを喫したMJFは、リング上でミスティコを侮辱し、観客を挑発。メキシコのプロレスファンの怒りを爆発させました。

動画元:All Elite Wrestling

この試合後、MJFの行動はリング外でも波紋を広げました。試合当日の夜、彼が宿泊していた空港近くのホテルで、激怒したメキシコのルチャリブレファンによる襲撃事件が発生。Fightful SelectのSean Ross Sapp(@SeanRossSapp)はXで、「MJFはファンに囲まれ、セキュリティが介入したが、彼は無事で、むしろこのヒート(反感)に満足しているようだった」と報告しています(2025年6月19日)

MLWでの衝撃のサプライズ:MJFのミスティコ襲撃

約1週間後の6月26日、MLWの「Summer of the Beasts」で事件は新たな展開を見せます。ミスティコがリングで観客に語りかけようとした瞬間、MLWのヒールユニット「Contra Unit」のマスクをかぶった謎の集団が襲撃。

ミスティコはこれを退けるも、最後に現れたマスクマンがローブローで攻撃し、観客を唖然とさせます。そのマスクを脱いだのは、なんとMJF!さらにその下からミスティコのマスクを被った姿を披露し、会場は騒然。彼はマイクを手に、「まだミスティコとは終わっていない。次はメキシコ、CMLL、そしてその国全体を辱める」と挑発的なアピールを繰り広げました。

このサプライズは、MJFが2017年から2020年まで所属していたMLWへの5年ぶりの凱旋でもあり、ファンにとっては二重の衝撃でした。

禁断の扉の歴史的意義:AEW、CMLL、MLW、NJPWの4団体連合

この事件の最大のポイントは、AEW、CMLL、MLWという3つのプロレス団体の「禁断の扉」が開かれたことです。Forbidden Doorは、異なるプロレス団体が協力し、選手やストーリーを共有する現代プロレスのトレンド。AEWはこれまで新日本プロレス(NJPW)とのコラボで成功を収めてきましたが、今回のMLWとCMLLとの連携は、ルチャリブレとアメリカンプロレスの融合として新たな可能性を示しています。

MJFの襲撃は、単なるヒールのパフォーマンスを超え、団体間のストーリーラインを繋ぐ重要な一歩となったはずです。CMLLのルチャリブレ文化とAEWのエンターテインメント性、MLWのハードコアなスタイルが交錯することで、ファンに全く新しい体験を提供しています。Wrestling Inc.は、「MJFの行動は、プロレス界の国境を越えた抗争の火蓋を切った」と評し(2025年6月27日)、このクロスプロモーションのインパクトを強調しています。

今後の展開:All In: Texasでの再戦?

MJFとミスティコの抗争は、プロレス界に新たな地平を切り開く可能性を秘めています。報道によれば、両者は2025年7月12日のAEWのPPV「All In: Texas」で再戦する可能性が高いとされています(Cageside Seats、2025年6月27日)。この試合が実現すれば、ルチャリブレの誇りを守るミスティコと、ヒールとしての頂点を極めようとするMJFの激突は、ファンにとって見逃せない一戦となるでしょう。が、るちゃ男はその先の9月に開催されるCMLLのANIVERSARIO92まで続くのでは?と予想していますが果たして?

さらに、AEW、CMLL、MLW、NJPWの協力関係は、今後他の選手やストーリーラインにも波及する可能性があります。例えば、CMLLの他のルチャドール(ボラドール・ジュニアやアトランティス・ジュニアなど)がAEWやMLWに登場したり、MLWのスターがAEWのリングで活躍するシーンも想像できます。

来年の新日本プロレス「レッスルキングダム」東京ドーム大会は、棚橋弘至選手の引退試合と、新加入のウルフアーロン選手のデビュー戦が決定し、すでに大きな注目を集めています。さらに、AEW、CMLL、MLWのトップスターが参戦すれば、禁断の扉が開き、大会は一層豪華で歴史的な祭典となるでしょう!

禁断の扉が開いたことで、プロレス界はよりグローバルでダイナミックな展開を迎えるかもしれません。

未来予想:プロレス界のグローバル化が加速

この4団体合同の夢の祭典が実現すれば、東京ドームは世界中のプロレスファンの視線を独占するでしょう。棚橋選手の引退試合に、MJFがヒールとして乱入する展開や、ウルフアーロンがCMLLのルチャドールとスピーディーな対決を繰り広げる展開は、観客を熱狂の渦に巻き込むはず。さらに、AEWのエンターテインメント性、CMLLのルチャリブレ文化、MLWのハードコアなスタイルが新日本のストロングスタイルと融合することで、プロレス界のグローバル化が一気に加速する可能性があります。

2026年のレッスルキングダムが、単なる新日本の祭典ではなく、プロレス界全体の「禁断の扉」を象徴するイベントになることを期待せずにはいられません。2026年1月4日はどんなドリームマッチが実現するのでしょうか? これから注目ですね。

東京ドーム大会では此処にMLWのロゴが?!