【AAAはECWを買収できたのか?】AAAとECWの未完の買収劇

ルチャリブレ情報

HOLA!Amigos!! るちゃ男です。メキシコのプロレス団体CMLLとAAAを中心にルチャリブレの情報をお届けするルチャリブレ・ニュースです。今回はルチャリブレ情報サイトSUPERLUCHASにAAAに関して気になる記事がありましたのでご紹介します。今回もよろしくお願いします。
記事元:SUPERLUCHAS

AAAとECWの未完の買収劇

ECW(Extreme Championship Wrestling)は1992年から2001年までアメリカで活動していたプロレス団体です。1992年にトッド・ゴードンによって設立された団体で当初はEstern Championship Wrestlingとして活動。1994年にNWAから離脱しExtreme Chanpionship Wrestlingに改名しました。

1997年には初のPPVイベント「Barely Legal」を開催し全国展開を開催しますが、2001年に財政難により活動を停止します。

AAAとECWの出会い

活動開始から過激なスタイルとカリスマ的なレスラー達で一世を風靡していたECWですが、2001年に財政難に陥いり団体は存続の危機に直面してしまいます。そんな中、「AAA」の創設者であるアントニオ・ペーニャがECWを買収しようと動き出します。

買収提案の背景

ペーニャ氏はECWの財政難を救うために買収案を提案しました。彼は、ECWの独自のスタイルとAAAのエンターテイメント性を融合させることで新たなルチャリブレの魅力を生み出そうと考えていました。しかし、最終的にはこの買収は実現しませんでした。

なぜ、実現をしなかったのか?

今回、ECWの買収が実現しなかった具体的な理由を特定することはできませんでしたが、いくつかの可能性について考察してみました。

  • 財政的な問題:ECWは深刻な財政難に陥っており、AAAがその負債を全て引き受けることが難しかった。
  • 文化の違い:メキシコとアメリカのプロレス文化には大きな違いがあり、それを統合するのは容易ではないはず。ファンの期待やレスラーのスタイルの違いが障壁になる可能性があった。
  • 経営戦略の違い:AAAとECWの経営陣の間で、将来のビジョンや戦略に対する意見の相違があった可能性があり、買収交渉の進展を妨げた要因の一つでもあった。
  • 法的な問題:国際的な買収には多くの法的な手続きが伴います。今では容易な手続きも当時はまだまだ複雑でスムーズに手続きが進まなかった可能性があります。

もし、AAAがECWを買収していたら?

2000年代にAAAがECWの買収を試みた時期、AAAには多くのスペル・エストレージャ(スーパースター)が所属しており、毎週末にテレビ放送が行われていました。その人気と勢いはCMLLと肩を並べるほどでした。この買収が実現していたら、AAAはさらに大きな飛躍を遂げていたのでしょうか?いくつかのシナリオを考察してみました。

AAAの成長

  • 国際的な影響力の拡大:ECWの買収により、AAAはアメリカ市場に進出し、国際的な影響力を大幅に拡大することができたでしょう。これにより、より多くのファンを獲得し、収益も増加した可能性があります。
  • 多様なスタイルの融合: ECWの過激なスタイルとAAAのルチャリブレを融合させることで、ユニークなプロレススタイルを提供し、他の団体との差別化を図ることができたでしょう。

CMLLとの関係性

  • 競争の激化:AAAがECWを買収し、国際的な影響力を強化した場合、CMLLとの競争はさらに激化していたでしょう。CMLLはメキシコの老舗団体であり、AAAとの対立は避けられなかったかもしれません。
  • 協力の可能性:一方で、AAAが国際的な成功を収めた場合、CMLLとの協力関係を模索する動きがあったかもしれません。両団体の力が拮抗することで共通の利益を追求するために、一時的な協力関係が成立する可能性も考えられます。

結論

AAAがECWを買収していたら、AAAは確実に大きな団体へと成長する可能性が高かったでしょう。しかし、CMLLとの関係はさらに複雑化し、競争が激化する一方で、協力の可能性もあったかもしれませんが、その事でルチャリブレファンにとっては魅力的な時代が訪れていたのかもしれませんね。