2025年、ルチャリブレの聖地・アレナ・メヒコで歴史が動きました。 クラウディオ・カスタニョーリ選手がグラン・ゲレーロ選手を破り、CMLL世界ヘビー級王座を獲得。AEW所属の選手が、メキシコ最古のプロレス団体の象徴とも言えるタイトルを手にしました。
さらに忘れてはいけないのは、女子部門でもメルセデス・モネ選手が先日オリンピア選手の挑戦を退け、CMLL世界女子王座を保持している事です。 つまり、CMLLの男子・女子の主要タイトルが同時にAEW所属選手の手に渡るという、前代未聞の事態が起きてしまいました。
しかし、ここでひとつの疑問が浮かびます。CMLLは本当にチャンピオンベルトの価値と権威を理解しているのでしょうか？ 前王者のグラン・ゲレーロ選手は約1000日という長期政権を築きましたが、その間に行われたタイトルマッチはわずか数回にとどまっています。
日本やアメリカの団体では、月に1回以上のペースで防衛戦が行われ、王者が団体の顔として積極的に前面に立つのが一般的です。それに対してCMLLでは、ベルトは“名誉の象徴”として扱われ、試合の中心に据えられる機会が少ないという印象を受けます。 その結果、ファンの間でもベルトの存在感が薄れていたのではないでしょうか。実際試合を見てもクラウディオ・カスタニョーリ選手の勝利に多くの歓声が上がっていました。CMLLにとってルチャリブレの聖地アレナ・メヒコで外敵選手の勝利に歓声が上がる事は今まであり得ない事でした。
次の挑戦者は誰になるのでしょうか？
とはいえ、ベルトが流出した今、僕をはじめファンの関心は自然と「誰が次に挑戦するのか？」という点に向かいます。 現時点で、クラウディオ選手に挑める実力と体格を兼ね備えたCMLLの選手は、エチセロ選手とエウフォリア選手の2人しか思い浮かびません。
エチセロ選手はAEWとの関係もあり、国際舞台での経験も豊富です。エウフォリア選手も長年の実績と存在感があり、挑戦者としての説得力は十分です。
しかし、この「2人しか候補がいない」という状況こそ、CMLLが直面している危機の象徴とも言えるのではないでしょうか。 団体のトップタイトルに挑める選手層がこれほどまでに限られているというのは、育成や通常の試合での選手起用での課題を浮き彫りにしていると思います。
ベルトの行方、そして次の挑戦者に注目が集まります
CMLLのチャンピオンベルトが今後どのように扱われるのか、そして団体としてどのように“奪還”の物語を描いていくのかは、ルチャリブレの未来を左右する重要なテーマです。
しかし同時に、ファンとしては「次に誰が挑戦するのか」も非常に気になるところです。 果たして、CMLLの誇りを背負ってクラウディオ・カスタニョーリ選手に挑むのは誰なのでしょうか？
みなさんは、誰が次の挑戦者に名乗りを上げると思いますか？
文章：るちゃ男ｙAI記者Copilot
