Hola Amigos !! るちゃ男です。先日プロレス団体GLEATが年末に行われる東京ドームシティホール大会にAAAのスーペル・エストレージャのサイコクラウンと人気ルチャドールの一人Mr・イグアナの参戦を発表しました。今回は、昨年９月にサイコクラウンがプロレスリング・ノアの大阪大会参戦に合わせて書いたサイコクラウン紹介記事を改めて紹介したいと思います。今回もよろしくお願いします。
サイコクラウンとは？
サイコクラウンは1985年生まれの37歳。父親はメキシコのルチャリブレファンから愛されたスーペル・ポルキーことブラソス兄弟の一人、ブラソ・デ・プラタ。サイコクラウンの兄弟はCMLLで活躍したオカマキャラのマキシモとルチャドーラのゴヤ・コング。さらに従兄弟にはロス・インゴベルナブレス創設メンバーの一人ラ・マスカラがいます。またその他に沢山のファミリーが現役選手として活躍をしています。
ルチャルブレでは珍しい、ファミリー対決！
ブラソ・デ・プラタJrデビュー
サイコクラウンは2000年に父親と同じマスクをつけてブラソ・デ・プラタJrとしてデビュー。デビュー当時ルチャリブレ界ではハードコアマッチが流行りつつあり、ハードコアマッチを売りにするXLAW(エクストリーム・ラテン アメリカ・レスリング)という新団体も誕生しました。プラタJrはデビューした当時その団体に所属、スター選手として活躍していましたが、2003年にCMLLに入団します。そしてルチャリブレのレジェンド、サタニコからCMLLでのデビューを目指しルチャリブレを教わります。
2003年CMLLデビュー
CMLLへと活躍の場を移したプラタJrですが、アレナメヒコでの試合数は限られており、目覚ましい活躍をする機会には恵まれませんでした。その理由の一つとされているのが、彼の身長です。プラタJrの身長は190cm近くあり、当時のルチャリブレ界では異例の高さでした。
現在では、大きな体格を持つエウフォリアやエチセロが活躍しているものの、当時のCMLLでは彼のような大柄な選手は少なく、試合スタイルやマッチメイクにおいて活躍出来なかったと思われます。そのため、彼のポテンシャルが完全には発揮されなかったのかアレナメヒコで試合が組まれることはほぼありませんでした。
また、ルチャリブレは一般的にスピードと飛び技が重視されるため、彼のような大柄な選手がその中で活躍するのは難しかったでしょう。時代が変わり、今ではさまざまな体格の選手が活躍するルチャリブレ界ですが、当時はプラタJrの活躍はあまり見られませんでした。
2006年AAAデビュー
2006年にCMLLを退団をしたプラタJrは戦うリングをAAAに変えます。そして同年、同じく父親のブラソ・デ・プラタもCMLLからAAAに移籍。AAAではグラン・アパッチェからルチャを教わりながら父ブラソ・デ・プラタと同じリングに立ち活躍します。
AAA再デビュー
AAAで活躍をしていたプラタJrですが、キャラクター変更の話が出てきます。そして、2007年後半、ゾンビのピエロマスクをつけたロス・サイコ・サーカスが誕生。メンバーはキラー・クラウン、ゾンビ・クラウン、サイコ・クラウンのトリオチーム。AAAのどの選手よりも体が大きい３人はデビューして直ぐにトップ選手の仲間に入ります。コナンやシベルネティコ、さらにはイホ・デル・ペロ・アグアヨと抗争したことでAAAファンの支持を得ます。そしてIWRGインターコンチネンタル・トリオチャンピオン、AAA世界トリオ王座を獲得し人気、実力ともにAAAのトップ選手となります。
サイコクラウン vs Dr・ワグナJr‐マスカラ vs マスカラ‐
シングルプレイヤーとしてもキャリアを積み上げていくサイコクラウンは2014年のトリプレマニア22ではテハノJrとのマスカラvsカベジェラ戦で勝利。2015年にはチェスマンを破り、AAAラテンアメリカチャンピオンのベルトを獲得。2017年のトリプレマニア25ではDr・ワグナーJrとのマスカラvsマスカラに臨みます。この試合では多くのルチャリブレファンがDr・ワグナーJrの勝利と思っていたのではないでしょうか。しかし、戦前の予想を裏切り激しい試合を制したのはサイコクラウン。ルチャリブレを代表するスーペル・エストレージャ、Dr・ワグナーJrのマスクを手に入れます。この試合で勝利したサイコクラウンはAAAを代表する選手になったと言えます。
