Hola Amigos!るちゃ男です。
今回は、女子プロレス界で注目を集めるSareee選手に関する記事になります。普段お届けしているルチャリブレ情報ではありませんが、お付き合い下さい。
先日少し気になる記事をよみました。そこで今回一人のプロレスファンとして僕るちゃ男の思うプロレスというものを記事にしてみました。
記事では、アントニオ猪木やWWEを取り上げていますが双方のプロレスに対する考えや試合全体の考え方はルチャリブレ(CMLL、AAA)にも通じるものだと思っています。
そのため記事を読んで感じたのは、プロレスとは単なる勝敗や技術の競い合いではなく、言葉や態度、そして心の在り方が問われる世界だということ。今回もよろしくお願いします。
記事元:東スポWEB
文章:るちゃ男yAI記者ChatGPT
プロレスとは強さの競い合いか、それとも観客を満足させるエンターテイメントか?
プロレスは長年、「格闘技か?エンターテイメントか?」という議論を背負ってきました。
確かにレスラーには肉体的な強さが求められます。しかし観客がチケットを買う理由は、勝敗や技術だけではありません。
彼らは「感情を揺さぶられる物語」を体験しに来ているのです。
Sareeeの主張──「ブーイングこそリアルなプロレス」

観客を敵に回すことで成立するリアル
スターダムのリングで大ブーイングを浴びたSareee選手は、こう語りました。
「お客さんがムカついてブーイングするのは、本気で心を動かされた証拠。それが本物のプロレスだと思う」(東京スポーツ)
彼女の信念は明快です。強さとリアルさこそプロレスの本質。
ただし、発言からは「相手レスラーとの物語をどう作るか」「観客をどう満足させるか」といった視点がやや希薄に感じられ、自己中心的な印象も受けます。
そこで彼女が口にする、プロレス界のレジェンドであるアントニオ猪木の考え方に目を向けると、その哲学の全貌が見えてきます。猪木は試合の勝敗だけでなく、観客の感情や物語性を重視し、まさに「プロレスを通じて人々を魅了する」ことを追求していました。
アントニオ猪木のプロレス──観客を第一に考えたストーリーテリング

観客を巻き込む“起承転結”の試合構成
新日本プロレスが一番元気のあった時代アントニオ猪木の試合は、まさに「観客第一主義」でした。
- 序盤:相手に攻め込まれ、観客を不安とブーイングで巻き込む
- 中盤:反則やラフファイトで観客の怒りを増幅させる
- 終盤:怒涛の反撃(アントニオ猪木)で歓声を爆発させる
ここには明確な「山と谷」の試合展開があり、観客は試合を“自分の感情の物語”として体感できました。
猪木にとって大切だったのは「勝つこと」以上に「観客を感動させること」だったのです。
WWEの哲学──世界No.1団体が掲げる「スポーツ・エンターテインメント」

強さよりも総合的なエンタメ性を重視
世界最大のプロレス団体WWEは、自らを「スポーツ・エンターテインメント」と定義しています。
- 試合の技術だけでなく、入場演出・映像・音楽・マイクパフォーマンスを含めたエンターテイメント
- 強さそのものよりも「観客を楽しませる」ことを最優先
- 世界中の観客が“予定調和とわかっていても熱狂できる”のは、この徹底したエンタメ志向の成果でしょう。
つまりWWEは、プロレスを「リアルな格闘技」ではなく「リアルに楽しめるエンターテイメント」として確立させたのです。
プロレスに必要なのは「強さ+ストーリーテリング」
Sareee選手が重視する「リアルな強さ」は確かに魅力的です。
しかしアントニオ猪木やWWEが証明してきたように、観客を熱狂させるためには 強さだけでは不十分なのです。
- 強さだけなら総合格闘技で足りる
- プロレスは「観客と共に作る物語」であり、エンターテイメントが不可欠
- だからこそ 強さ+ストーリー+演出 の三位一体が重要になる
まとめ──Sareee選手が世界的スターになるために必要なもの
結論を言えば、「強さを見せること」=プロレスではない ということです。
プロレスにとって強さはあくまで入口であり、本質は観客を物語に巻き込み、心を揺さぶることにあります。
Sareee選手は圧倒的な強さとリアルさを持っています。だからこそ、今後さらに大きな存在になるためには、そこに 観客を楽しませるエンターテインメント要素 を少し取り入れることが必要でしょう。
例えば、
- 相手レスラーを引き立てる試合運び
- 意外性のあるマイクパフォーマンス
- 観客が「また見たい」と思う試合構成
これらを意識することで、彼女のリアルな強さは一層輝きを増し、真に世界レベルのスターへと進化できるはずです。
