世界最古の団体CMLL

BienVenidos al Lucha Libre!!

Hola Amigos!るちゃ男です。今回は今年団体設立91周年を迎える世界最古の団体と言われるConsejo Mundial Lucha Libre通称CMLLをご紹介します。今回もよろしくお願いします。

ルチャリブレの始まり

1931年、サルバドール・ルテロ・ゴンザレスはアメリカでプロレス観戦に衝撃を受け、メキシコでの興行を決意します。帰国後メキシコシティーのアレナ・モデロを修復し1933年9月21日、EMLL(Empresa Mexicana de la Lucha Libre)-エンプレッサ・メヒカーナ・デラ・ルチャリブレ-を設立、旗揚げ戦を行いました。当初はアメリカ人選手を多く召喚していましたが、ルテロは地元選手の育成に力を入れます。アレナ・メヒコ会場でルチャリブレ教室を開校。これがのちにメキシコにおけるルチャリブレの基盤となります。

ルチャリブレの聖地・アレナメヒコ

CMLLはメキシコの首都に常設会場のアレナメ・メヒコとアレナ・コリセオを持っています。アレナ・メヒコは観客数17000人規模の大会場で日曜日、火曜日、金曜日に大会が行われています。この会場のリングに上がる事がメキシコ国内のルチャドール達にとっては憧れ、目標となっています。また、特に金曜日にはビッグマッチが組まれることが多く、団体の中心選手・スーパースター選手の試合を見ることが出来ます。

スターへの登竜門!アレナ・コリセオ

CMLLはアレナメヒコ会場の他に少し規模は小さいですがアレナコリセオ会場をメキシコシティー、プエブラ、グアダラハの3都市に持っています。プエブラとグアダラハラ会場は地元選手を中心とした大会が開かれています。この2会場で人気と実力がつくとメキシコシティーのアレナコリセオで試合が組まれるようになり、徐々にアレナメヒコへの出場も増えてエイストレージャの道を歩む事となります。

未来のエストレージャを目指して-Clase De Lucha Libre-

先に紹介をしたアレナコリセオ会場にはルチャリブレを教えるクラスが常設されています。これは他のルチャリブレ団体には無いCMLLの大きな特徴の一つです。ジムでは現役選手や引退した選手がコーチとしてレスリング(ルチャ・オリンピカ)を教えています。生徒たちは敬意をもって技術を教えてくれる先生をマエストロ、プロフェソールと呼んでいます。また、ルチャリブレではルチャを誰に教わったのか?という事が意外と重要だったりします。特にグアダラハラのディアブロベラスコジムはミルマスカラスやアトランティス、ソラールなど有名選手の出身ジムとしてルチャリブレ界では有名です。2024年現在ディアブロベラスコジムではサタニコがジムの責任者として後進の指導にあたっています。

動画元:Arena Coliseo de Guadalajara

世界最古の団体CMLL

1933年設立されメキシコ最大の規模を誇るCMLLは今年で91周年を迎えます。日本でも人気のあるミスティコや未来のスペル・エストレージャのマスカラドラダ、技巧派のボラドールJrなど沢山のルチャドール達が活躍しています。近年はAEWと提携やヨーロッパでの興行を開催するなど選手たちの熱戦が世界中の人々を魅了し、会場を熱狂させています。CMLLはこれからも伝統を守りつつ常に新しい挑戦を続けメキシコの文化とエンターテイメントを体現する団体として今後も注目です!

動画元:Trisha Velarmino

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