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ルチャリブレ界がある噂で少しザワついています。AAAが、WWEに買収されて2カ月。少しづつですがAAAの中で変化が起こってきている。少し今までとは違うぞ、と言う感じが開催される大会を通して伝わってきますが、皆さんはどう感じていますか?
そんな中、AAAの未来を占う上で無視できない、ある大きな噂が浮上しています。今回は、この噂の真相に迫りながら、今後のルチャドールたちの動向について、僕なりの視点から少し考察してみました。AAAの未来は今後どうなっていくのでしょうか…?
記事元:SOLOWRESTLING20
文章:るちゃ男yAI記者Gemini
WWE買収でAAA崩壊か?ドリアン・ロルダンが新団体「LLL」設立との噂
メキシコ・ルチャリブレ界の盟主、AAAがWWEに買収されたという衝撃的なニュースは、世界中のプロレスファンに大きな波紋を広げました。そんな中、AAAの経営トップであるドリアン・ロルダンとマリセーニャ・ペーニャが、新たに「LLL(Lucha Libre Latinoamericana)」という団体を立ち上げるのではないかという、にわかに信じがたい噂が飛び交っています。

AAAの未来は混沌へ…新団体「LLL」設立の噂が急浮上
この噂の出所は、YouTubeのインサイダー情報ですが、多くのプロレスメディアが大きく報じています。その大きな理由の一つは、「LLL」という名称が現在、商標登録中であるという事実です。単なる憶測ではないこの動きに、ファンが注目するもう一つの理由は、この名前が持つ特別な歴史的背景にあります。実はこの名称、過去にAAAの創設者であるアントニオ・ペーニャ氏が、過去の団体のストーリーの中で、ギミックとして登場した名前なのです。
この商標登録という確固たる裏付けと、ペーニャ家との深い結びつきから、この噂は「単なる噂」では終わらないのではないか、という見方が非常に強まっています。

WWEに契約されない選手はどうなる?WWEでもCMLLでもないAAAらしい団体
AAAには現在、数多くのルチャドールが在籍していますが、その全員がWWEと契約を結ぶとは考えにくいのが現実です。WWEはAAAのトップ選手の中から、自社のブランドイメージやスタイルに合うごく一部の選手だけを厳選して契約するでしょう。
では、WWEと契約に至らなかった選手たちは、今後どうなってしまうのでしょうか?
例えば、現在メキシコで絶大な人気を誇るエル・パトロン・アルベルト・デル・リオの存在です。彼は、ここ数カ月のAAAの活躍で再び人気が出てきました。ファンの間では再びWWEとの契約を望む声が多くあります。が、WWEはエル・パトロン・アルベルト・デル・リオとの契約には興味が無いと最近コメントをしています(真相は不明ですが)また、エル・パトロン・アルベルト・デル・リオに限らずAAAにはシベルネティコ、チェスマン、ピンピネラー、エル・ゾロ、エル・ヒード、その他にルチャドーラ(女子選手)エクソティコと呼ばれるオカマルチャドール等メキシコ国内で人気のある選手が在籍していますがその多くの選手はWWEとの契約には至らないのではないでしょうか。そのため選手たちが新しく輝ける場所として新団体を求めるのは自然な事だと思います。
AAA内の人気選手が新団体にうつる可能性
- WWEのブランド戦略との相違
WWEは企業のブランドイメージを非常に重視します。過去のトラブルから、WWEがアルベルトと再び契約を結ぶことにはリスクが伴うと判断した可能性があります。それと同じように多くのスター選手が、WWEの企業戦略とは異なる理由で契約に至らなかった場合、新たな活躍の場を求めるのは当然の流れです。 - 新団体の「顔」としての役割
もし「LLL」のような新団体が立ち上がった場合、団体を牽引する「顔」となる存在が不可欠です。特に新団体の設立時には日本のプロレスと同じようにメキシコ国内で絶大な人気を誇り、かつ経験豊富な選手が必要となります。それを踏まえてAAAで活躍をしている、していたスター選手はその役割にうってつけの存在と言えます。彼らを迎え入れることで、新団体はすぐに注目を集め、AAAやCMLLと対抗する力を得ることができるでしょう。 - キャリアの再構築
スター選手の多くが、トップレベルでの活動を継続し、ルチャドールとしてのキャリアを再構築したいと望んでいるはずです。新団体は、彼らにとって自由に自分のスタイルを表現し、再び世界の舞台を目指すための最適なプラットフォームとなる可能性があります。
WWEの方針変更と「AAAらしさ」の行方
WWEはAAAらしさを残しつつも同団体を世界的なブランドとして成長させることを目指すとしています。が、一方で、「マスカラ vs マスカラ」のような伝統的な試合形式を少なくするともコメントしています。具体的には
- 若い選手の起用: 新たなスターの発掘と育成に力を入れ、世代交代を進める。
- 「ルチャの伝統」の制限: 「マスカラ vs マスカラ」「カベジェラ vs マスカラ」のようなルチャドールのアイデンティティを賭けた試合形式は、興行的なリスクや長期的な選手のキャリアを考慮し、今後は少なくなる可能性が高い。
- ハードコアスタイルの減少: 血みどろの激しい試合は、WWEのブランドイメージに合わないため、WWEのリングでは排除される。
これらの変更は、確かにAAAをより万人受けするコンテンツに変えるかもしれませんが、同時にAAAのファンが愛してきた個性や伝統が失われることにもつながります。
このようにWWEがAAAを「グローバルスタンダード」へと変えようとする中で、その方針に馴染めない選手や、ルチャリブレの伝統を守りたいと考える関係者にとって、「今のAAAに近い団体」ができるのは、もはや必然と言えるでしょう。
新団体「LLL」設立の必然性
WWEと契約しない選手たちの受け皿となり、WWEが排除する「ルチャの伝統」や「ハードコア」といったAAAの個性を継承する役割を、新団体「LLL」が担うことになるのかもしれません。
もしLLLが設立されれば、アルベルト・デル・リオのようなスター選手を筆頭に、WWEに縛られない自由なルチャリブレを追求する選手たちが集結するでしょう。そして、ファンはこれまで以上に多様なルチャリブレを楽しむことができるようになるかもしれません。
WWE買収後のAAA、そしてメキシコ・ルチャリブレ界の未来は、決して単純なものではありません。新団体の噂が現実のものとなるのか、ただの噂で終わるか、今後の動向からますます目が離せませんね。

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