ルチャリブレ界のトップ‐エル・イホ・デル・サント‐

Mas Lucha Libre!

HOLA AMIGOS!! ルチャ男(lucha‐o)です。ネットで見つけたルチャリブレの情報をお届けします。
今回もよろしくお願いします。

今回はEN EL RING のサイトからエル・イホ・デエル・サントのインタビュー記事を簡単にですが紹介したいと思います。

Hijo Del Santo Anuncia Su Retiro-イホ・デ・エル サント 引退宣言‐

最近、イホ・デ・エル サントが自身のグッズに囲まれてルチャリブレファンと一緒に写真に写っているのをSNSでよく見ますが、彼は約2年前から自身の引退を考えるようになり、ファンとの時間を大切にしたいと思うようになったそうです。
イホ・デ・エル サントとしてデビューをした時、多くの人は彼の才能を疑いサントの息子というだけでマスクを受け継いだと思っていました。が、今ではエル・サントとして多くのメキシコ国民から愛されています。その証拠にテキーラのボトルやマリアッチのソンブレロをメキシコ国内何処でも見ることができるようにサントの銀色のマスクも国内の色々な場所で見ることができます。また彼がサッカーの試合をテレビなどで見ていると観客が自分のマスクをかぶりチームを応援している姿を時々目にするそうですが、嬉しい気持ちになると彼は言います。

動画元:El Hijo Del Santo HDS

父親の跡を継ぎルチャドールになったのは父親から言われたわけではなく、彼自身が「ルチャドールになりたい」と父親に告げたからだとサントは言います。
そして、「私がルチャドールになる事を告げた後、父はなによりも私を応援してくれて、ルチャリブレファンを大切にすること、ルチャリブレのスタイルを大事にすること、など色々大切な事を教えてくれました。それらの事は今でも守っています。」と教えてくれました。

三代目エル・サント

気になる三代目サントですが、彼の息子はエル サントJrとしてすでにデビューを果たし、父イホ・デ・エル サントとタッグを組み試合もこなしています。が、Jrは当面の間は学業と音楽を優先してルチャリブレには専念しないそうです。しかしそのことについてサントは心配をしていないと言います。
なぜならば、父初代サントが1982年にルチャリブレを引退する時に、サントの名前は自分(イホ・デ・エル サント)で終わるかもしれないと父に告げ、父そして家族もそれを認めてくれたそうです。

今のルチャリブレについて

彼は今まで20試合以上のマスカラ戦に勝利してマスクを守ってきました。出来れば彼の父親がそうであったようにマスクを脱ぐことなく引退をしたいと思っていますが、引退前にイホ・デ・エル ソリタリオ、イホ・デ・エル フィッシュマンを相手にマスカラ戦を行うのではないかと彼は言います。また、彼は引退試合の相手は長年のライバルであるネグロ・カサスと行いそれはルチャリブレの歴史に残る名勝負にしたいと思っているそうです。

サントは自分は伝統的なルチャリブレの選手の一人だと言います。今の選手のようにリングの中で素早く動いたり常に空中にいるよりも、ルチャリブレの基本であるレスリングと関節技を使うスタイルが好きだと言い、ルチャリブレを新人の頃から始めて、今まで色々なスタイルの選手と対戦をして勝利したり負けたり、そしてそこから立ち上がり乗り越える。人生と同じで、自分自身がこれまで成し遂げてきた数多くのことに誇りと満足感を抱いていると言います。
そして最近ルチャリブレにおいてプロモーターやテレビ局がより多くのファンを獲得をするために蛍光灯や有刺鉄線、ラダーなどあらゆるものを使って殴り合う極端な試合を行っているのを見てそれらの試合は自分にとってはルチャリブレではないと強く思っているそうです。
サントは言います。
「彼らは、本来のルチャリブレのスタイルを知らない世代のファンを育てしまったが、本来のルチャリブレ自体が危険な競技なのだからこれ以上自分をさらけ出す必要はない。」と。
また、長い間ルチャリブレはかつてのロス・ブラソスやブルーパンテルのようなアイドルを必要しており、それにふさわしい次のルチャリブレ界のアイドルとなれる可能性があるのはエル・バンディードだとサントは思っているそうです。